被害妄想

20歳の底辺大学生が一生懸命生きているブログ

やっぱロッキーってイカしてるわって話

ずっと見に行きたかった映画『クリード 炎の宿敵』を見てきた。

これはあくまで私の考えだが、クリードのテーマというのは「親から受け継ぐもの」だと感じるのだ。

ドニー(主人公)はアポロという親を持ち、何をするにもアポロの息子という言葉を付けられてしまう。しかし、そのおかげでロッキーと出会い彼と一緒にボクシングをすることができた。アポロから受け継いだ闘志、絆、名誉全てのものを背負ってドニーは戦う。一方、ドニーの彼女(2では結婚して正式なパートナーになった)ビアンカは進行性の難聴で、自身とドニーの子供にその難聴が受け継がれてしまう。今回の敵であるヴィクターはロッキーへの憎悪と闘志を親であるイワンから受け継いでいる。良いものも悪いものも色々なものを親から受け継いで、それぞれが悩みながら戦う。そこに観客は感情移入し、応援してしまうのだろう。

というか、イワンはロッキー4で完全にヤベェ奴だったのが今回の映画で大分印象が変わった。特に試合の終わり方がとても良かった。

そして肝心のロッキー親子だが、ラストシーンでロッキーが息子の住むカナダを訪れた際、孫を見てこう言う。「君の父親の母親(つまりエイドリアン)にそっくりだ」というわけで、良いものも悪いものも親から受け継ぎ、それを背負って戦うというのが今回のテーマだと私は思っているのだった。

3作る時はまた是非ドラゴ親子を出して欲しい。個人的にロッキーにおけるアポロくらい好きなキャラクターだった。今回のVIPだった。間違いなく。いや本当に。

てかロッキーの癌は結局どうなったんだろ?治ったのか?

 

追記: 人が少なかったせいで「12人の死にたい子供たち」と「リング」の予告がクソ怖かったわ!マジでチビるかと思った…